作品について
この正式に登録されたデザイン図は、名高いパリの専門誌『ラ・カロスリー・フランセーズ』に収められており、自動車に取って代わられる直前のヨーロッパの馬車製造の頂点を記録しています。パリのアカシア通りに位置するL. Lagardは、馬車職人や上質な顧客向けの見本帳として、このような技術的な図表を出版しました。著名なリトグラフィー会社レメルシェで印刷されたこの作品は、黒とゴールドイエローの精緻な二色デザインにより、ベル・エポックの装飾的な時代のドキュメントとしての価値を持っています。
スイスの田舎や山々の風景を彷彿とさせるこの作品は、特に「ハイジ」の世界を思い起こさせ、農村の美しさと調和するアートとして日本のコレクターに強くアピールします。歴史的な文脈を持つこの貴重なデザイン図は、ぜひコレクションに加えていただきたい一品です。
コレクターへの魅力
アメリカやイギリスの馬車の歴史や馬術のアンティークを収集されている皆様にとって、これは現在入手困難なパリの専門シリーズからの珍しい欧州のオリジナルプリントです。日本のコレクターは、精密な技術的な芸術性とエレガントな二色の配色を高く評価しています。世界中のインテリアデザイナーは、このような馬車のプリントを邸宅やクラブのインテリアにおける装飾的なアクセントとして使用しています – オリジナルの金のフレームに入れられ、すぐに飾ることができます。
来歴
この作品の裏面には、ポートマン・アイナフラミュンゲン・ツークのラベルが付いています。これは、ツークにある伝統的な額縁スタジオの一つです。したがって、この作品はかつてツークのコレクターまたは地元の機関によって専門的に額装され、大切に保管されていました。裏面の右上にある手書きのメモ(「ダンツィヒから1888年」またはそれに類似した内容で、読みづらいです)は、早い制作または取得の時期を示唆しています。ベル・エポックのパリの馬車デザインの優雅さを中央スイスに直接もたらした、ツークの額装の歴史に関する一枚のシートです。
銘文
CHAR-A-BANCS No 207 / Dessiné et Publié par L. LAGARD. 22, Rue des Acacias. — PARIS. / LA CARROSSERIE FRANÇAISE. / Déposé. / Imprimeries Lemercier, Paris.